大型の台風2号の影響で6月3日午前中、千葉県内は大雨となり、交通などに大きな影響をもたらしました。
大雨のピークは過ぎましたが、河川の増水などには今後も警戒が必要です。
大型の台風2号は3日午後3時過ぎ伊豆半島沖で温帯低気圧に変わりました。
北海道の東海上にある低気圧から前線が伸びており、県内では前線の影響により昼前にかけて雷を伴った激しい雨が降りました。
雨は6月の降水量として最も多い、降り始めから午後3時までに我孫子で256.5ミリ、船橋で235ミリを観測しました。
激しい雨のピークは過ぎましたが、今後、河川の増水や氾濫に警戒が必要です。
また、降り続いた大雨で、千葉市や船橋市など広い範囲で土砂災害警戒情報が発表されましたが、これまでに全て解除されています。
今回の風雨で、松戸市と習志野市で高齢の男女2人が風にあおられ転倒し、軽傷を負っています。
住宅被害はこれまで、印西市などで床上浸水3棟、野田市や柏市などで床下浸水11棟が確認されています。
道路状況は、県道などで合わせて17か所で通行止めとなりました。
鉄道は、多くの路線で運転を見合わせていましたが現在はおおむね運転が再開されています。