ペップが2冠に貢献したギュンドアンの残留を熱望

写真:FAカップ決勝で2ゴールを挙げたギュンドアンの決断は……? ©Getty Images

6月3日のFAカップ決勝でマンチェスター・ユナイテッドを破り、プレミアリーグとの2冠を達成したマンチェスター・シティ。チームを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督は試合後、この試合で2ゴールを挙げて勝利に貢献したドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンの残留を熱望するコメントを発した。イギリス『BBC』電子版が報じている。

ギュンドアンとマンチェスター・シティの契約は2022-23シーズンまでとなっており、そのまま更新されなかった場合、6月10日に行われるチャンピオンズリーグ決勝インテル戦が“ラストマッチ”となる。

そのためアーセナルやバルセロナなど様々なクラブへの移籍が噂されているが、グアルディオラは「(ギュンドアンとの契約更新については)チキ(ベギリスタインSD)が取り組んでいる。すべてがうまくいけば彼は成功を収められるだろう」と契約延長の可能性を示唆した。

また、『BBC』電子版はグアルディオラとギュンドアンの強い関係性について、いくつかの例を挙げて紹介している。

グアルディオラが2016年夏にマンチェスター・シティの監督に就任し、最初に補強した選手がギュンドアンであり、両者は現在、マンチェスター市内中心地の同じ集合住宅に住んでいる。

これまでにマンチェスター・シティで11個のタイトルをともに獲得しており、昨夏に元ブラジル代表MFフェルナンジーニョ(現アトレチコ・パラナエンセ)が退団した後は選手間投票でギュンドアンが新しいキャプテンに選ばれた。以降は選手たちとグアルディオラの“橋渡し役”としてピッチ内外で存在感が高まっている。

2021-22シーズンのプレミアリーグ最終節アストンヴィラ戦では、2点ビハインドの苦しい状況から2ゴールを挙げる活躍を見せて逆転勝利に貢献し、プレミアリーグのタイトル獲得に貢献した。

グアルディオラは、そんな“愛弟子”ギュンドアンの残留を望む気持ちを次のように明かした。

「我々は隣人同士だ。長年にわたって同じフロアに住んでいるし、彼は私の親友なんだ。私の考えを誰よりも分かっていると言ってもいいだろう。常に素晴らしいプレーを見せてくれるし、アストンヴィラ戦での2ゴールは忘れられない。うまく事が運べば、いい形で解決を迎えられるはずだ」

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