日本代表MF三笘薫も所属するブライトンで10番を背負うアルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターのリヴァプールへの移籍が、今週中にも決まる可能性があるという。イギリスのスポーツ専門チャンネル『スカイスポーツ』のウェブサイトが伝えている。
マック・アリスターはアルヘンティノス・ジュニオルスに所属していた2019年1月にブライトンとの契約を締結。同年はアルヘンティノスとボカ・ジュニオルスで半年ずつプレーし、2020年2月からブライトンでプレーしている。
2022-23シーズンは35試合に出場して10ゴールを記録し、クラブ史上初のヨーロッパリーグ出場権獲得に貢献。アルゼンチン代表の一員としてカタール・ワールドカップにも出場し、世界王者の一員となった。
そんなマック・アリスターとブライトンの契約は今年の夏に満了を迎える予定だったが、昨年10月に契約を更新し、2025年夏まで延長。さらに追加で12カ月間の延長オプションが付帯された。
ただし、これはマック・アリスターが2023-24シーズン以降も引き続きブライトンでプレーすることを保証するものではなく、フリートランスファーでの移籍を阻止するためのものだった模様だ。
現在の契約では4500万ポンド(約78億1700万円)から5500万ポンド(約95億5400万円)の契約解除条項が設定されており、この金額が支払われた場合は移籍が許可されることになる。
『スカイスポーツ』によると、マック・アリスターの獲得を熱望しているのはリヴァプールであり、ブライトンとはマック・アリスターの移籍に関してすでに連絡を取り合っているという。
契約解除条項が満たされた場合、リヴァプールとマック・アリスターの間でも速やかに個人合意が交わされる可能性が高く、早ければ今週中にも移籍が決定すると予想されている。
リヴァプールはギニア代表MFナビ・ケイタ、元イングランド代表MFアレックス・オックスレイド・チェンバレン、元イングランド代表MFジェイムズ・ミルナーの契約満了での退団がすでに確定済み。ブラジル代表MFアルトゥールも期限付き移籍期間満了でユヴェントスに復帰するため、中盤の再構築が急務となっている。