ベトナム駐日大使が"栃木"に来県 「ベトナムとの関係を強化」

 栃木県はベトナムとの経済交流を進めていますが、今後の関係強化に向けてベトナムの駐日大使が5日、県内を訪れ福田富一知事と会談しました。

 福田知事と会談したのはベトナムのファム・クアン・ヒエウ駐日大使。駐日大使に就任してから1カ月ほどで、初めての地方訪問が栃木県となりました。

 日本とベトナムは今年(2023年)9月に外交関係が樹立してから50周年を迎えます。県内には8700人を超えるベトナム人が住んでいるほか、県の調査でベトナムに進出している県内の企業は24社あります。

 ヒエウ駐日大使は投資や貿易、労働者の受け入れなどの強化を要望し「地方間の交流でよいモデルになれるよう栃木県と関係を深めたい」と述べました。

 県は国際戦略で東南アジアなどを重点エリアに設定していて、去年(2022年)12月には福田知事がベトナムを訪問しトップセールスを行っています。会談した福田知事は「お互いが発展し、絆がさらに深まることを期待している」とコメントしました。

 また、会談に先立ちヒエウ駐日大使は県内の経済団体などを前に、ベトナム経済の最新情報と今後の日本とベトナムの協力関係の展望について講演したほか、関係の強化に向けて意見を交わしました。

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