古巣帰還は実現するか。メッシ父、ラポルタ会長の自宅で会談

写真:メッシの未来は古巣復帰か、サウジ行きか ©Getty Images

パリ・サンジェルマンからの退団が正式発表され、去就に注目が集まっているアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ。サウジアラビアのアル・ヒラルへの移籍が濃厚とされ、アメリカMLSのインテル・マイアミも候補に挙がるなか、メッシの父親であり、代理人も務めるホルヘ・メッシ氏が、バルセロナのジョアン・ラポルタ会長と会談した。スペイン『アス』紙の電子版が伝えている。

6月5日朝、ホルヘ氏がラポルタ会長の自宅を訪れる姿が目撃された。会談の内容はメッシの去就に関することと思われ、会談後に姿を現したホルヘ氏は記者に囲まれながら次のように語った。

「レオはバルサに戻りたいと考えているし、私もそうしてほしいと思っている。私たちはレオがここに戻ってくることができると信じている。どうなるかはまだ分からないが、とにかく彼はそれを望んでいる。ラポルタとは過去にも話をした。もちろん今後も会話を重ねるつもりだ。たくさんのことについて話し合わなければならないが、彼は喜んでここに戻ってくるだろう」

『アス』紙電子版によると、メッシは新天地について早急に決めたいと考えており、バルセロナへの復帰を何よりも望んでいるそうだが、バルセロナ側はサラリーキャップの問題により今なおメッシの選手登録を保証できる状況にないため、今なおメッシに対して正式なオファーを提示していない。

一方で、アル・ヒラルの代表団はメッシとの早期契約を結ぶべくリーグ・アン最終節終了直後にパリ入りし、メッシやホルヘ氏と会談したうえでオファーを提示したと言われている。

アル・ヒラル側のオファーは年俸4億ユーロ(約599億円)という破格の条件とされており、6月6日の正式発表を目指しているという噂もある。

バルセロナはラ・リーガ最終節終了後すぐにスペインを発ち、アンドレス・イニエスタを擁するヴィッセル神戸との親善試合を戦うため日本入りしている。メッシとの親交も深いシャビ監督は、極東の地でメッシの新天地決定のニュースを聞くことになるかもしれない。

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