PSG、アーセナルの守備リーダーに高額オファーを提示か

写真:今季の活躍によって一躍“注目株”となったサリバ ©Getty Images

アーセナルに所属するフランス代表DFウィリアン・サリバの去就が不透明なものになっている。イギリスのウェブメディア『フットボール・インサイダー』が報じている。

サリバは2022-23シーズン、アーセナルで公式戦通算33試合に出場し、リーグ戦では11度のクリーンシート達成に貢献するなどディフェンスリーダーとして活躍したが、シーズン終盤は背中のケガの影響で戦線離脱。彼が出場していた時期はアーセナルも好調でプレミアリーグの首位に立っていたものの、離脱後は急激に停滞し、最終的にはマンチェスター・シティにタイトルを奪われてしまった。

負傷離脱したことでサリバは改めてその存在感の大きさを証明したことになるが、アーセナルとの契約は2024年6月まで。クラブとしては早急に契約を更新しなければならない状況に立たされているものの、交渉は難航している。

その理由は報酬の額で、アーセナル側は現在の週給4万ポンド(約692万円)から3倍となる週給12万ポンド(約2076万円)を提示しているが、サリバ側はそれをはるかに超える金額を要求しているようで、その差はなかなか埋まっていない。

そんななか、サリバの獲得に強い関心を示しているのがリーグ・アン連覇を達成したパリ・サンジェルマンだ。『フットボール・インサイダー』によると、PSGはサリバに対してアーセナルの提示額の倍以上となる週給25万ポンド(約4327万円)のオファーを提示する可能性があるという。

現在の週給と比較すると6倍以上となる金額でのオファーはサリバにとっても“夢のような話”。また、他のクラブがサリバの獲得に乗り出す可能性もゼロではなく、今後、争奪戦に発展しそうな気配も漂っている。

アーセナルとしては来シーズン、サリバ抜きで戦うことになる状況は何としても避けたいものの、マネーゲームに突入すると分が悪い。この交渉では難しい舵取りを強いられることになりそうだ。

© 株式会社SPOTV JAPAN