麻しんの感染者発生、テナントビル利用者に注意喚起 大阪市

 大阪市は、6日に麻しん(はしか)患者の発生の届出があったと発表した。市内では今年2人目とみられる。

感染者が5月22日に天王寺ミオを利用、市が注意喚起

 発表によると、患者は女性。先月23日に発熱、26日に医療機関を受診したが、受診前の5月22日午後6時半から8時までの間、天王寺ミオ本館の7階にいたという。大阪市は、患者が感染可能な期間に大阪市内の施設で不特定多数に接触した可能性があるとし、注意を呼びかけている。

 具体的には、施設の利用者で3週間以内に麻しんを疑う症状が現れた場合は、事前に医療機関に連絡をしたうえで受診してほしいとしている。混乱を避けるため、施設や店舗への問い合わせは控えることも求めた。

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