人気銘柄ライス、ウェストハム会長が退団を容認「出ていくことができると約束した」「引き留めることはできない」

[写真:Getty Images]

ウェストハムのデイビッド・サリバン会長が、イングランド代表MFデクラン・ライス(24)の退団を認めている。イギリス『talkSPORT』が報じた。

ウェストハムユース出身の選手であり、2017年から現在に至るまでウェストハムのトップチームでプレーしているライス。今季はキャプテンとしてチームを支え、公式戦50試合に出場。7日にはヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)決勝でフィオレンティーナと対戦し、クラブにとって58年ぶりとなる欧州主要タイトル獲得に貢献した。

そんなライスとウェストハムの現行契約は2024年6月までとなっている。契約延長オプションも付随しているが、ライスがこれ以上の契約更新を望んでいないため、アーセナルやバイエルン、マンチェスター・ユナイテッドなどからの関心が噂されている。

ライスはフィオレンティーナ戦後、「このクラブでプレーするのが大好き」、「今はウェストハムでプレーすることに集中している」、「何が起こるか見てみよう」とコメントを残していた。しかし、「フィオレンティーナ戦がライスにとって、ウェストハムでのラストマッチだったのか?」と問われたサリバン会長が、移籍を容認する意向を明かした。

「そうでなければならないと思う。我々は彼に出ていくことができると約束した。そして彼は出て行くことを心に決めた」

「今シーズン、これほどまでに我々に尽くしてくれた選手はいない。当然、彼は去らなければならないし、我々は彼の後任を1人、あるいは何人か確保しなければならない」

「我々が望んだことではない。18カ月前(1年半前)に週給20万ポンド(約3500万円)のオファーを提示したが、彼はそれを断った」

「その間、彼をウェストハムに留めるために(賃金で)1000万ポンド(約17億4000万円)のコストがかかっているはずだった。そして彼は去りたがっている」

「そこにいたくない選手を引き留めることはできない」

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