税務署で「利き酒」 清酒の品質審査 成田市

税務署で「利き酒」 清酒の品質審査 成田市

  冬に仕込んだ清酒の品質を審査する「利き酒」が6月9日、千葉県成田市内の税務署で行われました。

 清酒の品質審査は、東京国税局がお酒の安全性の確保と品質の向上を図るため、毎年、この時期に行っています。

 9日の審査には飯沼本家や滝沢本店など、このエリアの蔵元3社が参加し、それぞれが製造した約70点の清酒の「利き酒」が行われました。

 東京国税局の鑑定官と、県の産業支援技術研究所の農学博士が、出品された清酒の色を見たり、口に含んだりして、品質を審査しました。

 審査結果は、蔵元の社長や杜氏に伝えられ、鑑定官が、貯蔵や出荷、品質の管理などについて必要なアドバイスも行うということです。

東京国税局 池永敬彦 主任鑑定官
「ことしは全国的に米がとけずらかったという話を聞いた。各蔵が状況に対応され条件が良くない中で、淡麗で良いものを作ったと感じた。和食のような味が繊細で味の穏やかなものに合うのではないか」

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