ウェストハム退団確実なライス、最有力候補のアーセナルがクラブ史上最高額の161億円を提示へ

[写真:Getty Images]

ウェストハムからの退団が確実となったイングランド代表MFデクラン・ライス(24)だが、アーセナルはクラブ史上最高額で獲得に動いている。イギリス『テレグラフ』が伝えた。

ウェストハムのキャプテンとしてプレーするライスは、今シーズンは苦しいシーズンに。チームは残留争いに巻き込まれた中、なんとか残留を掴むと、ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)ではフィオレンティーナを下して見事に優勝。クラブとして62年ぶりの欧州カップ戦のタイトルを獲得した。

来シーズンのヨーロッパリーグ(EL)出場権を確保したウェストハムだが、より高いレベルでプレーしたいと考えるライスはクラブからの退団を検討。契約は1年間残っているが、今夏の移籍が大きく噂されていた。

アーセナル、バイエルン、マンチェスター・ユナイテッドが関心を寄せている中、ウェストハムのデイビッド・サリバン会長がライスの対談について言及。「我々は彼に出ていけると約束した。彼は退団を決意した」と語り、契約延長も固辞されたことを明かしていた。

これにより移籍が濃厚となった中、最有力候補はやはりアーセナルとのこと。9200万ポンド(約161億円)を用意しており、獲得に近づいているという。

アーセナルは、これまでニースから2019年夏に獲得したコートジボワール代表FWニコラ・ペペに支払った移籍金が最高額であり、7200万ポンド(約126億円)だったが、ライス獲得が成立すれば、クラブ市場最高額の選手となる。

今シーズンはマンチェスター・シティに猛追された結果、4月以降自滅。最終的には19年ぶりのプレミアリーグ優勝を逃していた。

ただ、チームの目標はチャンピオンズリーグ(CL)への復帰であり、2位でのフィニッシュは目標を大きく上回る結果に。それでも、タイトル獲得の可能性が見えたことで、より強固なチームを作るべく、チームのウィークポイントに大金を投じていく姿勢を今夏は見せるようだ。

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