アストロズの主砲アルバレスが右脇腹の違和感で故障者リスト入り

日本時間6月10日、アストロズは前日の試合で途中交代していた主砲ヨーダン・アルバレスを右脇腹の違和感により10日間の故障者リストに登録したことを発表した。アルバレスによると、試合前の打撃練習の最後のスイングで痛みを感じ、試合には出場したものの、初回の第1打席で2度空振りした際に状態が悪化したという。アルバレスはここまでリーグ2位の17本塁打、メジャー1位の55打点を記録。今季19本塁打のアーロン・ジャッジ(ヤンキース)に続いて本塁打王争いの上位選手が戦列を離れることになった。

今季のアストロズはメジャー1位の防御率3.25を記録している一方、打線の得点力はリーグ平均レベル。アルバレス以外に2ケタ本塁打を記録している打者はおらず、打線を牽引していたアルバレスの離脱は大きな痛手となる。ダスティ・ベイカー監督は日本時間6月10日のガーディアンズ戦で左翼にマウリシオ・デュボン、DHにヤイナー・ディアスをスタメン起用。アルバレスの故障者リスト入りに伴い、3番手捕手のセザー・サラザーを昇格させており、2番手捕手であるディアスがDH(または一塁手)としてスタメン出場する機会が増えることが予想されている。

本塁打王争い1位のジャッジ、同2位のアルバレスの故障者リスト入りは、リーグ3位の16本塁打を記録している大谷翔平(エンゼルス)にとって、初の本塁打王に向けて大きな追い風となることは間違いない。ジャッジ、アルバレスともまだ具体的な戦列復帰時期の見通しは明らかになっておらず、大谷は2人がいないあいだに本塁打を積み上げていきたいところだ。また、現在はオールスター・ゲームのファン投票期間でもあり、ジャッジと大谷はオールスター・ゲームのスタメン出場が即決定する「第1ラウンド最多得票」の座を争うことが有力視されている。投票期間中にジャッジが離脱したことは、ファンの投票行動にも影響を与えることになるかもしれない。

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