ウィルシャー、ライスのアーセナル加入を望む 「いずれはキャプテンになりうる」

[写真:Getty Images]

アーセナルのOBであり、現在はアーセナルU-18で監督を務めるジャック・ウィルシャー氏が、ウェストハムのイングランド代表MFデクラン・ライス(24)の移籍の噂について言及した。イギリス『フットボール・ロンドン』が伝えている。

ウェストハムとの現行契約が残り1年ということもあり、今夏の去就が注目されているライス。複数のビッグクラブからの関心が噂されている状況であり、アーセナルは有力な移籍先候補の1つとされている。

ウェストハムの会長を務めるデイビッド・サリバン氏は先日、「我々は彼に出ていくことができると約束した」「彼は出て行くことを心に決めた」「我々は彼の後任を1人、あるいは何人か確保しなければならない」と、ライスの移籍を容認するコメントを残していた。ウィルシャー氏は、そんなライスのアーセナル加入を歓迎しているようで、将来のキャプテン候補にもなりうると手放しで称賛している。

「彼のインタビューを見たが、(移籍に関する)憶測が飛び交っていることは知っていると明言していたし、アーセナルが興味を持っていることは誰もが知っていることだと思う」

「考えてみてくれ、デク(ライス)が若い選手たちのために、ウェストハムのために、イングランドのために、(ヨーロッパカンファレンスリーグの)トロフィーを持ち上げるために何をやってきたのかを。彼はチームの中心人物だし、23歳、24歳でそういった役割を担うのは特別なことだ」

「もし彼を獲得するクラブがあるのであれば、それがアーセナルであってほしい。彼は今後8年から10年もの間、センセーショナルな存在であり続けると思うし、いずれはアーセナルのキャプテンになる可能性もある。だから、私は彼が来ることを望むが、それは彼次第だ」

今季はウェストハムのキャプテンとして公式戦50試合に出場したライス。ヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)制覇にも貢献し、クラブに43年ぶりとなるメジャータイトルをもたらしている。

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