巨大涅槃像?寝仏?リラックス中の「自由の女神」 ブルックリンのギャラリーに

By 「ニューヨーク直行便」安部かすみ

(c) Kasumi Abe

ブルックリン・レッドフックのギャラリーに、巨大な自由の女神が登場。しかも横たわっている!

その名もReclining Liberty(横たわる自由)

制作したのは、ニューヨーク在住のアーティストで、大規模な彫刻やパブリック アートを主に手がけるザック・ランズバーグ(Zaq Landsberg)さん。日本にある巨大涅槃像(ねはんぞう)にインスパイアされ、プロジェクトは3年前に始まっていたが、新型コロナのパンデミックで一旦頓挫。

「横たわる自由」を手がけた、アーティストのザックさん。日本で涅槃像もいつか見たいと語る。(c) Kasumi Abe

しかしその後パンデミックも落ち着き、プロジェクトを再開させた。完成するや否や、2021年4 月にマンハッタンのモーニングサイドハイツ地区の公園に初お目見えすると、途端にSNS上で話題に。その後ニュージャージー州のハドソン川沿いに移動し、6月8日、ブルックリンのレッドフック地区のギャラリーに到着した。

(c) Kasumi Abe

長さ25フィート(約7メートル)、重さ2000 ポンドの「横たわる自由」は、手で触ったり登ったり寄りかかったりすることができる。

https://www.instagram.com/zaqlandsberg/?hl=en

アンドリュー・ローガン・プロジェクトでは、6月24日までの水曜から金曜の午後2時から8時までと週末の正午から午後8時まで展示中。

巡回しているこの女神像。次の目的地は6月15日に発表予定だ。ギャラリー主のアンドリューさんは「涅槃像がある日本にも、いずれ持って行きたい」と意欲を見せる。

ギャラリーオーナーのアンドリューさん(真ん中)。「横たわる自由」を搬入したレスリー・デガヴィンさんや息子らと。(c) Kasumi Abe

Andrew Logan Projects' Red Hook gallery space(384 Van Brunt St., Brooklyn, NY)

(c) Kasumi Abe

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