構想外と噂のF・トーレス、ラポルタ会長と直接対話を敢行

写真:構想外という立場に置かれ、クラブに説明を要求したF・トーレス ©Getty Images

バルセロナでシャビ監督の構想外になっているとされるスペイン代表FWフェラン・トーレスが、ジョアン・ラポルタ会長のオフィスを訪れて状況確認を求めたようだ。スペインのウェブメディア『ELGOLdigital.com』が報じている。

現チームでは、フェラン・トーレス以外にコートジボワール代表MFフランク・ケシエ、スペイン代表DFエリック・ガルシア、スペイン代表FWアンス・ファティが構想外になっており、クラブ側は彼らの移籍先を探しているとされている。

ただし、彼らに対してシャビ監督からは何の通達もなされていないため、トーレスは正確な状況を確認するためにラポルタ会長のオフィスを訪れ、直接、対話をしたという。

バルセロナとしても、フェラン・トーレスを売却してクラブの財政に余裕を持たせたいという考えを持っているようだ。ただ、クラブは彼の移籍金を4000万ユーロ(約59億9230万円)に設定しているが、今のところこの金額で獲得を希望するクラブは現れていない。300万ユーロ(約4億4950万円)を提示したクラブはあるようだが、これではクラブの財政改善に向けた効果は限りなく小さいため、バルセロナにとっては非常に厳しい状況になっている。

『ELGOLdigital.com』によると、現状でフェラン・トーレスに与えられた選択肢は2つ。誰もが納得できる金額のオファーを探してそれに乗って移籍するか、構想外を受け入れてクラブに残留するかのどちらかだ。

オファーが届かなかった場合はクラブへの残留を余儀なくされることになるが、これはフェラン・トーレスだけでなく、ケシエやエリック・ガルシア、ファティにとっても同じこと。シャビ監督にとっては、重用するつもりのないこの4人をチームに残したまま2023-24シーズンを戦わなければならないという状況に立たされる可能性もある。

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