元島民らが政府に 墓参など北方四島交流事業 再開を要請

北方領土の元島民らがきょう総理官邸を訪れ、ロシアによるウクライナ侵攻で見通しが立たなくなっている四島での交流事業の再開を政府に求めました。

鈴木知事「宜しくお願いします」

総理官邸を訪れたのは鈴木直道知事と千島歯舞諸島居住者連盟の松本侑三理事長です。岸田総理に北方墓参やビザなし交流などの再開を求める要望書を手渡しました。交流事業は新型コロナウイルスの影響で3年前から中断していて、去年はロシアによるウクライナ侵攻を受け実施を見送りました。日ロ間の関係改善が見いだせない中、ことしも再開のめどは立っておらず、要望書では特に北方墓参の早期再開を求めているということです。

鈴木知事「松本理事長から直接、やはり墓参、墓参をやらせてほしいということを強く訴えました。この点については総理も非常に率直に重く受け止めていただけたのではないかと思います」

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