目指せ道産子初の世界一 札幌の女子中学生 相撲の世界大会へ

相撲で世界一を目指す女子中学生が札幌にいます。世界の頂点という夢の実現に向けた意気込みを取材しました。

「世界一なるぞ!」と札幌向陵中3年服部亜豆紀選手。

先月東京で行われた全日本大会で、全国の精鋭4人で争ったジュニア女子軽量級部門で優勝。各国の強豪が出場する、今年10月の世界ジュニア相撲選手権大会への出場権を得ました。

服部選手「(Q、相撲の魅力は?)その一瞬にかけて土俵で闘うのが気持ちがいい」

服部選手が初めて相撲と出会ったのは小学2年のころ。偶然出場した大会で自分よりも小さな子どもに負けた悔しさから本格的に始めました。小学4年生からは近所の相撲クラブに入り活動していましたが、新型コロナウイルスの感染が広がってからクラブでの稽古ができなくなりました。以来、父・智章さんとの二人三脚での練習が本格的に始まりました。服部選手の得意技は、強い握力を生かした「寄り切り」。まわしを取ると速攻で相手を仕留めます。目指すのは道産子初の世界チャンピオン。練習を共にしてきた父・智章さんも世界一に向け気合十分です。

服部選手「体がボロボロになっても10月まではやり切ろうと思います。必ず世界一を北海道に持って帰ってきます」

頂点に立つその日まで厳しい稽古は続きます。

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