栃木県議会質問戦・最終日 「ヤングケアラー支援」で研修やネットワークを強化

 栃木県議会通常会議は14日、質問戦の最終日を迎え2つの会派から4人が登壇し県の考えをただしました。

 最終日の14日、質問に立ったのは、とちぎ自民党議員会の琴寄昌男議員、新鹿会の湯澤英之議員、とちぎ自民党議員会の小林達也議員、同じく池田忠議員の4人です。

 家事や家族の世話を日常的に行っているヤングケアラーの支援についての質問で、県は早期発見や初期対応に必要な視点を養うための研修を実施しヤングケアラー同士の交流を支援する団体の育成やネットワーク化を図る方針です。ヤングケアラー支援の機運を高めるためシンポジウムの開催も検討しています。

 このほか農産物の輸出について、2022年度の輸出額は5億3千万円を超え過去最高となった前の年度をやや上回る見通しであることが明らかになりました。県はさらなる輸出拡大に向けて輸出額の半分以上を占める牛肉について、とちぎ和牛の需要が見込まれるシンガポールを中心にした商談会を支援し、高級レストランなどでの利用拡大を図る考えです。

 県議会通常会議は6月29日に開かれる本会議で議案の採決が行われます。

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