クロアチア、オランダとの激闘を制し決勝へ|ネーションズリーグ

写真:激闘を制して決勝進出を決めたクロアチア代表 ©Getty Images

6月14日、UEFAネーションズリーグ準決勝のオランダ vs クロアチアの一戦がオランダのスタディオン・フェイエノールトで行われた。

オランダはフィルジル・ファン・ダイクやコーディ・ガクポらがスターティングメンバーに。クロアチアはルカ・モドリッチやマテオ・コヴァチッチなどが先発に名を連ねた。

最初に試合が動いたのは34分。オランダは左サイドで起点を作り、ナタン・アケからの斜めのパスをペナルティーエリア内で受けたマッツ・ウィーファーが右サイドに展開。フリーでこのボールを受けたドニエル・マレンが右足を振り抜き、先制に成功。1-0で前半を折り返す。

後半に入るとクロアチアが反撃に転じる。53分にモドリッチがペナルティーエリア内で相手に引き倒されてPKを獲得すると、55分にアンドレイ・クラマリッチが冷静にPKを決めて同点に追いつく。さらに72分、イヴァン・ペリシッチがペナルティーエリア内に侵入してクロスを送ると、中央で待ち受けたマリオ・パシャリッチが左足で合わせてネットを揺らし、逆転に成功する。

クロアチアの1点リードのまま時計の針が進み、そのまま試合終了かと思われた90+6分、オランダはロングスローの流れから相手ゴール前での混戦を誘い、こぼれて浮いたボールをノア・ラングが右足でシュート。ボールはそのままネットに吸い込まれ、土壇場で同点に。試合は延長戦に突入する。

ここから底力を見せつけたのはクロアチアだった。98分、ブルーノ・ペトコヴィッチが左サイドからドリブルを仕掛けて鋭いミドルシュートをたたき込み再び勝ち越しに成功すると、115分にはペトコヴィッチがペナルティーエリア内で倒されPKを獲得。これを116分にモドリッチが決めてリードをさらに広げる。

120+2分のペトコヴィッチのゴールは直前のプレーでオフサイドがあったとして取り消しになったが、最後まで勝負強さを発揮し続けたクロアチアが4-2で勝利し、決勝へと駒を進めた。

準決勝のもう1試合は6月15日、FCトゥエンテ・スタディオンでスペインとイタリアの間で争われ、その勝者が決勝でクロアチアと対戦することになる。

決勝は6月18日、スタディオン・フェイエノールトで行われる予定となっている。

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