グルメの宝庫「四国展」、うどんを食べ損ねるも大満足だった

商業施設「あべのハルカス」(大阪市阿倍野区)で6月14日より、『四国四県 味と技めぐり』が開催中。イベント名の通り、四国四県の選りすぐりグルメが集結。初日の朝イチに参戦すると、すでに行列がちらほらと・・・。

高知・ハマヤの「龍馬の土佐巻」(1本1080円、ハーフ594円)

■ 高知県・土佐からの洗礼、ボリュームすごし

まず向かったのは「ハマヤ」(高知県)。お目当ては、ワラ焼きの鰹のタタキを使った「土佐巻」です! 大葉、カイワレ、ミョウガ、ニンニクを一緒に巻いたものが一般的ですが、会場で販売されるのは基本ニンニクなし。ニンニクが欲しい方は購入時に店員さんにお願いすると作ってくれるみたいです(時間により変更あり)。

土佐巻の断面図、ほぼカツオ

会計前に実際に持ってみて分かった・・・これ、かなりのボリュームです。30cmほどの容器ギリギリに入った土佐巻、お米が少ない! ほとんどカツオ!そして食べた瞬間に感じる「ワラ」の香り・・・こちらも想像以上で大満足。でもやっぱり本場は「ニンニクあり」とのことなので、残りの数切れは後追いセルフニンニクスタイルで楽しみます。

■ 徳島県から…子供も大好き、万能フィッシュカツ

フィッシュカツ1枚251円、5枚セット販売もしています

せっかくなので、ソウルフードはしご。徳島県の「フィッシュカツ」は、近海で獲れたタチウオやエソ、スケトウダラなどの白身魚のすり身を、カレー粉や一味で味を付けたパン粉で揚げたもの。試食をいただき、なんとも懐かしい味わいにほっこり。出店している「津久司蒲鉾」はこのカツの元祖で、約60年前から県民に愛されているそうです。

この商品、お店の人に聞くと食べ方が本当にいろいろあるそうで、お好み焼きの上に乗せたり(『秘密のケンミンSHOW』で過去紹介)、ご飯とキャベツに乗せてソース丼に、焼きそばの肉代わりに・・・。オススメは食パンにスライストマト×とろけるチーズ、そしてカツを乗せてのトーストだそう。なんとも、大きさも食パンに合わせているとか。個人的には・・・シンプルにソースをかけて、お酒のアテに。

暖簾が目立ちます

■ 同催事一番の行列はここ、愛媛県の抹茶香る菓子工房

大人気の「霧の森大福」(8個入り・1296円)、1人3箱まで。解凍後は冷蔵で3日間の日持ち

今回の催事で圧倒的な行列をつくっていたのが、愛媛県の「霧の森菓子工房」。各日250個販売の「霧の森大福」、初日は20分もたたずに完売していました(各日整理券を配布)。無農薬で栽培に手間がかかる新宮茶を使っており、大量生産ができないことから「幻の菓子」といわれることもあり、かわいらしいサイズ感ながら、頬張るとお茶の風味がガツンときます。なかにはこしあんとホイップ、総じてなめらかさが際立つ一品。

そして同催事限定で、隣接するイートインカフェで新宮抹茶を使った「ティラミス」がいただけるんです!あじさいをイメージした透明感あるカラーゼリーに続き、抹茶ゼリー、マスカルポーネ、抹茶スポンジ、抹茶チョコレートの4層仕立て。驚いたのが、カラーゼリーの上に乗った見た目ミントの「抹茶バタークリーム」。まずこれを単体でいただいてください、甘さ控えめでお茶の旨みがそのままに感じられます。

チャミスあじさい(440円)飲食スペースは10時半よりスタート

四国展でなくてはならない「うどん」も、もちろんいただけます。今回は列が出来ていたため諦めた「うどん本陣 山田家」では、温玉付きの肉ぶっかけうどん(1210円)が今回の推しメニューだそう。

『四国四県 味と技めぐり』は6月14〜20日、同百貨店ウイング館9階催事場にて。朝10時〜夜8時(最終日は3時まで、イートインスペースの営業時間は異なる)。

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