森田想&岡本夏美のダブル主演!山西竜矢主宰ピンク・リバティ新作公演『点滅する女』東京芸術劇場 シアターイーストにて開幕!

映画監督やドラマの脚本でも活躍する山西竜矢が作・演出・主宰を務めるピンク・リバティの新作公演「点滅する女」が6月14日(水)東京芸術劇場 シアターイーストにて開幕。

東京芸術劇場が才能ある若手団体とタッグを組み上演する芸劇eyesに選出された本作は、田舎町で工務店を営む一家のもとに、亡くなった長女が別人の体を借りて帰ってくるという一風変わった設定で送る、家族にまつわる物語。

ダブル主演となる姉妹役は、映画『わたしの見ている世界が全て』でマドリード国際映画祭2022外国映画部門 主演女優賞を受賞した森田想と、劇団時間制作10周年記念公演『哀を腐せ』で主演を務めることが明らかになった岡本夏美。さらに、姉妹の両親に金子清文、千葉雅子(猫のホテル)、森田演じる鈴子の兄に水石亜飛夢、工務店の従業員に日比美思、斎藤友香莉、若林元太、富川一人(はえぎわ)、警察官に稲川悟史(青年団)、モノローグを担う定夫役に大石将弘(ままごと/ナイロン100℃)と舞台・映像の双方で活躍する実力派が顔をそろえる。劇中音楽は多数の海外映画祭を席巻する映像制作集団・大田原愚豚舎の渡辺雄司が担う。

幻想的で美しい夏の一幕をブラック・ユーモアを交えながら描き出す家族劇。上演は6月25日(日)まで。

山西竜矢コメント
新作公演「点滅する女」開幕しました。
初の東京芸術劇場シアターイーストに臨む本作は、ピンク・リバティの過去作が凝縮された一本になっていると思います。
片田舎に住む一家の元に訪れた幻想的な一夜は、奇妙で可笑しく、それでいて悲しいものです。
“家族”とは一体なんなのか─
その内臓を引っ張り出そうと自分なりに描いた物語が、力強いスタッフの皆様が作り上げてくださった空間に、粒だったキャストによって今立ち上がっています。
リアリティとファンタジーが混ざり合った2時間、是非ご覧いただけましたら幸いです。25日までの10日間、劇場でお待ちしております。

ストーリー
初夏。緑眩しい、山あいの田舎町。
父、母、兄と共に実家の工務店で暮らす田村鈴子は、家族の間にある静かな歪みに悩んでいた。表面的には仲の良い田村家だったが、5年前、家族の中心だった長女・千鶴が亡くなってから、その関係はどこかおかしくなっていた。
そんなある昼下がり。一人の見知らぬ女が、田村家を訪れる。
「千鶴さんの霊に、取り憑かれてまして」
女の奇妙な言葉をきっかけに、ぎりぎりで保たれていた彼らの関係は、大きく揺り動かされ─

一年半ぶりのピンク・リバティ新作公演は、喪失に苦しむある家族に訪れた幻想的な夏の一幕を、ブラック・ユーモアを交えて軽妙に描き出す、さみしくも美しい家族劇。

ピンク・リバティとは
山西竜矢が脚本・演出をつとめる演劇ユニット。2016年の旗揚げ以降、東京を拠点に活動する。リアリティある日常生活の情景が奇妙な世界と混ざり合っていく、不穏かつ幻視的な作風が特徴的。人間が元来抱える行き場のないさみしさをユーモアを交えながら描き、空しくも美しい情景として昇華する劇作はどの作品にも通底している。

山西竜矢 プロフィール
俳優としてキャリアを重ねる傍ら、脚本・演出について独学で学び、2016年演劇ユニット ピンク・リバティを旗揚げ。近年は映像作品も手掛け、21年には初の長編映画『彼女来来』で若手映画監督の登竜門 MOOSIC LABにて準グランプリ含む三冠を達成したほか、北米最大の日本映画祭 JAPAN CUTSで新人部門最高賞の「大林賞」を受賞するなど、高い評価を得る。その後も長久允監督・森田剛氏主演の短編映画「DEATH DAYS」のメイキングドキュメンタリー「生まれゆく日々」の監督・構成、ドラマ「今夜すきやきだよ」の脚本を担当するなど、ジャンルの垣根を越え精力的に活動している。

公演情報
ピンク・リバティ 新作公演 「点滅する女」
作・演出:山西竜矢 音楽:渡辺雄司(大田原愚豚舎)
出演:森田想 岡本夏美
水石亜飛夢 日比美思 斎藤友香莉 稲川悟史(青年団) 若林元太 富川一人(はえぎわ)
大石将弘(ままごと/ナイロン100℃) 金子清文 千葉雅子(猫のホテル)

日程・会場:2023年6月14日(水)~6月25日(日)東京芸術劇場 シアターイースト
アフタートーク情報
16日(金)13時公演
長久允、森田想、岡本夏美、山西竜矢
17日(土)18時公演
森田想、岡本夏美、水石亜飛夢、日比美思、千葉雅子、山西竜矢
18日(日)13時公演
森田想、岡本夏美、水石亜飛夢、富川一人、大石将弘、山西竜矢
21日(水)19時公演
行定勲、森田想、岡本夏美、山西竜矢

HP:https://pinkliberty.net/flashing-woman/
Twitter:@kodomopink

© 株式会社テイメント