食生活が乱れやすい若者に「食事」の重要性伝える 栃木トヨタの新入社員を対象にした「食育講座」

 食生活が乱れやすい若者に、食事の重要性を知ってもらおうと、自動車販売会社で15日、新入社員を対象に食育講座が開かれました。

 食育講座は、宇都宮市にある栃木トヨタの本社で2日間行われるもので、15日は今年(2023年)の4月に入社した新入社員21人を対象に開かれました。

 この講座は、1人暮らしなどで環境が変わり、食生活が乱れがちな社会人1年目の人たちに食や健康への関心を高めてもらおうと、県の農業振興公社が開いていて企業での開催は今回が初めてです。

 新入社員らは、朝食を食べるメリットやバランスの良い食事について管理栄養士から説明を受けたほか、食を支える栃木県の農業について学びました。

 この後、短時間で朝ごはんが作れるように紙コップにラップをして振るだけでできるおにぎり作りや、材料の塊を作っておくことで簡単にできる味噌汁を実際に味わいました。

 また、栄養士からは「欠食」という言葉も紹介されました。

 何も食べないことだけではなく、栄養ドリンクのみを口にすることも「欠食」にあたるとした上で、慣れない職場環境で覚えることが多く大変な時期だからこそ、良い仕事ができるように朝食を食べてほしいと強調しました。

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