過去最大の2776億円計上 鈴木知事2期目の就任後初の補正予算案

鈴木直道知事はきょう、2期目就任後初となる本年度一般会計補正予算案を発表しました。知事選後の政策予算としては過去最大となる、およそ2800億円を計上します。補正予算を追加した一般会計の総額は3兆1500億円となり、昨年度と比べ745億円ほど減りました。鈴木知事「公約として掲げた基本政策を実行に移す。これまで進めてきた取り組みが目に見える形で動き始めている。こうした動きを加速させていくための政策を盛り込みました」。次世代半導体製造のラピダスの千歳進出に伴う拠点整備への支援や、関連産業の集積に向けた調査費などに1億2千万円を盛り込みます。また「ゼロカーボン北海道」の実現に向け、100億円規模の基金を設けます。基金から今年度は、洋上風力発電のサプライチェーン構築や住宅の省エネ化の支援など、脱炭素に向けた23の事業に19億円ほどを活用する計画です。そのほかアドベンチャートラベルなど、観光への高付加価値化や海溝型地震への備えとして、自治体の津波避難施設の整備を支援する補助金なども盛り込まれています。補正予算案は22日開会の定例道議会に提案されます。

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