アーセナルが生え抜きMFメイトランド=ナイルズの退団を発表、6歳からアカデミーに在籍

[写真:Getty Images]

16日、アーセナルは元イングランド代表MFエインズリー・メイトランド=ナイルズ(25)が契約満了により退団することを発表した。

6歳でアーセナルのアカデミーに加わり、17歳の2014年12月にファーストチームデビューを果たしたメイトランド=ナイルズ。アーセナルでは通算132試合に出場した一方、イプスウィッチ・タウンやWBC、ローマへのレンタル移籍も経験。今季はサウサンプトンにレンタル移籍し、公式戦26試合に出場した。

退団に際し、メイトランド=ナイルズの別れの言葉も紹介されている。少年時代から過ごしてきたクラブへの想いを語った。

「正直なところ、言葉では言い表せないほど非常にエモーショナルな旅だった。このクラブを応援しながら成長し、階段を上ってきた。ここに来てから達成できたことについては、ただただ満足している」

「このクラブにいる間、多くの選手が入れ替わったし、多くの素晴らしい選手と一緒にプレーすることができた。残念なことにこのクラブでは終わりを迎えるが、ここでプレーし、働いてきたすべての瞬間が僕にとっては幸せだった」

また、メイトランド=ナイルズが先発出場し、チェルシーから2-1の逆転勝利をあげた2019-20シーズンのFAカップ決勝についても言及している。

「トロフィーを勝ち取ることができたのは、おそらく僕にとって最高の瞬間だっただろう。国内ではあまりよくないシーズンを何度か送ったが、少なくとも、愛するクラブでいくつかのトロフィーを獲得したことは確かだ。FAカップの決勝戦はいつまでも心に残る素晴らしい1日だったし、優勝したチームの一員になれてとてもハッピーだった」

そして、いつまでもアーセナルが心のクラブであることを誓っている。

「ここに来てから一生ものの関係を築くことができた。このクラブにいる間に、僕の人生に関わり、僕を助けてくれた人々には感謝するのみだ」

「僕はいつだってここに来てチームや少年たちをサポートするつもりだし、彼らが将来、何かを勝ち取ることを願っている。サポーターの皆さんには、チームに誠実であってほしい。今シーズン、彼らはとてもとても長い道のりを歩んできたし、それを見るのはとても素晴らしいことだった。一度グーナーになったら、一生グーナーだ!」

なお、アーセナルは契約満了により退団するメイトランド=ナイルズ以外の12人の選手も発表している。女子チームの選手では、14日にすでに発表があった日本代表FW岩渕真奈(30)の退団も改めてアナウンスされた。

© 株式会社シーソーゲーム