近いうちの日韓首脳会談の機会を期待 岸田総理

 聯合ニュースは15日、岸田文雄総理を表敬した趙太庸(チョ・テヨン)韓国国家安保室長が表敬後に取材に応じ「岸田首相は近いうちに尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領と再び会って、韓日関係の発展やその他の共通の関心事について会話することを願う」と近い時期での日韓首脳会談を期待したことを報じた。

 また岸田総理と「北の完全な非核化、完全な核廃棄が中心議題にならなければならないということで、韓米日で一致した」とも述べたとしている。

 また韓国、中国、日本の首脳会談にも言及。「3か国とも必要と考えている」とし「韓国は議長国として中心になり、中国、日本と意思疎通しながら開催に向け外交努力を傾ける」と説明したことも報じた。

 外務省は趙氏の表敬に岸田総理が「日韓、日韓米の協力がこれ程重要な時はない」旨を伝えたことや「今年3月以降の一連の首脳会談の実施は日韓関係進展を如実に表すもの」とし「引き続き国家安全保障当局間を含め、日韓・日韓米の協力を緊密に進めてほしい」との考えを伝えたことは広報したが、近い時期での日韓首脳会談申し入れには触れていなかった。(編集担当:森高龍二)

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