マンションリノベのエニシコーポレーション、コロナ関連倒産

信用調査会社・帝国データバンクの発表によると、エニシコーポレーション(東京都大田区、小倉慶介社長)は、6月7日に東京地裁より破産手続き開始決定を受けたことがわかった。負債は8億8246万円。

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同社は、不動産デベロッパーから受注する中古マンションなどのリノベーション工事を主体に、新築マンションの木枠や床、扉などの補修も手がけ、2019年9月期には年売上高約10億3800万円を計上していた。

しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、売り上げは減少。2020年9月期の年売上高は約9億6700万円に落ち込んでいた。

その後、売り上げは伸長し2021年9月期の年売上高は約12億6300万円となった一方で、自己資金を潤沢にするため2018年ごろから始めた投資に失敗し、想定外の損失を計上。資金繰りが悪化し、2022年7月11日に事業を停止していた。

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