ユリアン・ナーゲルスマン氏(35)のパリ・サンジェルマン(PSG)行きがなくなったようだ。
昨夏からクリストフ・ガルティエ体制のPSG。今やノルマと化すリーグ・アンのタイトルこそ獲ったものの、チャンピオンズリーグ(CL)やクープ・ドゥ・フランスを逃し、戦いぶりも年明けから負け試合が目立ち始め、安定感を欠いた。
そうして2年契約の1年目が終わったばかりのガルティエ監督と袂を分つのではと噂されるPSGは有力な後任として、元バイエルン指揮官のナーゲルスマン氏が浮かんでいるが、フランス『レキップ』によると、不調に終わった模様だ。
両者はここ数週間にわたって交渉を重ねたが、16日に打ち切りで合意したという。ナーゲルスマン氏からすれば、チェルシー、トッテナムときて、PSGとも交渉の末にとん挫の運びとなった。
来る夏には日本ツアーも含め、予定が詰まるPSG。補強で順調さがうかがい知れる一方で、思うようにいっていない監督人事だが、誰が指揮を託されるのだろうか。
