3試合前の“大逆転”をもう一度 蝉川泰果が88位スタートから目指すトップ5

ショットはまだ伸びしろがある(撮影/奥田泰也)

◇国内男子◇ハナ銀行 インビテーショナル 3日目(17日)◇千葉夷隅ゴルフクラブ(千葉)◇7625yd(パー73)◇晴れ(観衆515人)

「ゾーンに入りそうな雰囲気があった」と、バーディを量産して『蝉川泰果』の名前がぐんぐんスコアボードを上がっていった。初日88位と出遅れ、2日目は58位で予選を通過。この日は昨日まで入らなったパッティングが面白いように入った。

予選ラウンドはショットもパッティングもかみ合わず、首をかしげることが多かった。「ドライバーがまだ右に行く」とショットはまだ課題が残るが、パッティングはスタンス幅を少し広くしたら「フィーリングがすごく出て、自信を持って打てている感覚」と、平均パット数は2日目の「1.7857」(67位)から「1.5」(6位)まで改善した。

きょうはゾーンに入りそうだった(撮影/奥田泰也)

15番までで6バーディを奪いトップ10に接近したが、流れが止まったのは16番(パー4)。「ティショットを林に入れて、無茶して狙ってまた林。すごくもったいない」と5オン1パットのダブルボギーが悔やまれた。

それでも17番で一つ取り返して通算8アンダー23位に浮上。残り1日で目指すのは、3試合前と同じ“大まくり”だ。90位からスタートした「~全英への道~ミズノオープン」で、最終日に「63」を叩き出して5位フィニッシュ。プロ転向後としては、ツアー自己ベストタイだった。

「あしたは爆発して、ミズノ以上の最終日のスコアを更新したい。気持ちのいいゴルフをしてトップ5に入れるように頑張りたい」と意気込んだ。(千葉県大多喜町/谷口愛純)

あしたは目指せ自己ベスト更新(撮影/奥田泰也)

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