「大糸線」を考える 大野小5年生 乗車し校外学習 魅力、現状など担当者らに取材

 糸魚川市立大野小(有坂一郎校長)の5年生は本年度、厳しい利用状況に置かれているJR大糸線をテーマに学び、利用促進などについて考えている。
 14日は「総合的な学習の時間」で大糸線を利用した校外学習を行った。

大糸線を利用し、糸魚川駅へ向かう児童ら(14日、頸城大野駅)

 頸城大野駅から列車で糸魚川駅に移動し周辺散策、飲食店「いっさく」糸魚川奴奈川店(同市南寺町1)や市役所でのインタビューなどを経て、糸魚川駅から列車で頸城大野駅に移動して同校に戻る行程。活動を通じて大糸線の魅力や現状、糸魚川の「食」などに触れた。

「いっさく」を運営するグローバルフーズの福田頼母代表取締役(奥)らが店内を案内した後、児童らのインタビューに応じて仕事のやりがいなどを語った(14日、いっさく糸魚川奴奈川店)

 市役所では都市政策課の担当職員に対し、大糸線についてインタビュー。路線名の由来、平日と土日での乗客の違いなど多岐にわたり活発に質問し、同課が事務局の「大糸線活性化協議会」が取り組む各種利用促進策も含め理解を深めた。
 最後に児童一人ずつに「大糸線応援隊」としての名刺が手渡され、代表児童がお礼の言葉とともに「応援隊としてできることを頑張りたい」と述べた。

同市都市政策課の担当職員(奥)にインタビュー。大糸線について活発に質問した(14日、市役所)

 この他、6日は国語の授業で各自が作った川柳(6年生も参加)を頸城大野駅待合室に掲示した。

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