町田が栃木に手を焼きながらもドローで首位ターン!ハイプレス決行の山口はエスナイデル体制初勝利【明治安田J2第21節】

18日、明治安田生命J2リーグ第21節の4試合が各地で行われた。

首位を走るFC町田ゼルビアは19位・栃木SCとのアウェイ戦に臨み、苦しみながらもドローで終えた。

栃木は前節からスタメン5人を入れ替え、宮崎鴻と矢野貴章のハイタワーを前線に据えると、27分にはその宮崎が今季初ゴールとなる先制点をマーク。16試合ぶりの先発起用に応える。

対する町田は制空権確保に苦しみ、後半には福森健太のFKがクロスバーを叩くなど冷や汗をかいたが、78分にエリキがチャン・ミンギュとのワンツーからネットを揺らし、同点に。連勝こそ止まったものの、難しいゲームで1ポイントを拾い、勝ち点「46」で首位ターンを決めている。

3位の東京ヴェルディは10位・ザスパクサツ群馬に先制を許すも、稲見哲行、山田剛綺の得点で前半のうちに逆転に成功した。ただ、後半の立ち上がりに岡本一真に同点弾を許すと、最終盤の猛攻も実らず、同点のままタイムアップ。勝ち点「1」の積み上げにとどまった。

前節からフアン・エスナイデル監督が指揮を執る20位・レノファ山口FCは8位・ベガルタ仙台を破り、新体制初勝利を挙げた。

監督の代名詞とも言えるハイプレスでゲームの主導権を握ると、23分に矢島慎也の恩返し弾で先制に成功する。69分には大卒ルーキー野寄和哉がプロ初ゴールを決めてリードを広げると、守っても古巣対戦となるGK関憲太郎を中心にクリーンシートを達成。3試合ぶりの勝利で、開幕戦以来となるホーム戦白星を手にしている。

こちらも指揮官交代に踏み切った21位・いわきFCは、ホームで16位・ジェフユナイテッド千葉と対戦し、守勢の中でゴールレスドロー。両者ともに連敗は止めたが、3ポイントを獲得することはできなかった。

なお、清水エスパルスとジュビロ磐田はルヴァンカップ出場に伴い、28日に第21節を行う。

◆J2リーグ 第21節

6月18日

レノファ山口FC 2-0 ベガルタ仙台

いわきFC 0-0 ジェフユナイテッド千葉

栃木SC 1-1 FC町田ゼルビア

東京ヴェルディ 2-2 ザスパクサツ群馬

6月17日

藤枝MYFC 0-4 ロアッソ熊本

ツエーゲン金沢 2-1 水戸ホーリーホック

徳島ヴォルティス 1-1 モンテディオ山形

V・ファーレン長崎 2-0 大宮アルディージャ

大分トリニータ 1-0 ファジアーノ岡山

6月28日

《19:00》

清水エスパルス vs ブラウブリッツ秋田

ジュビロ磐田 vs ヴァンフォーレ甲府

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