北村有起哉が「たそがれ優作」で主演!「深夜食堂」の安倍夜郎が生み出す五十代男の“たそがれ”ストーリーをドラマ化

北村有起哉が、BSテレ東で今秋スタート予定の連続ドラマ「たそがれ優作」(日時未定)で主演を務めることが分かった。

「たそがれ優作」の原作は、実写ドラマ・映画化され話題となった「深夜食堂」をはじめ、「四万十食堂」など数多くの食に関する作品を生み出してきた安倍夜郎氏の同名漫画。主人公は、昼は役者、夜は酒場へと繰り出す日々を送る実力派脇役俳優・北見優作だ。訪れる店で酒をくみ交わす魅力的なマドンナたちに毎度心惑わされながら、食って、飲んで、ふられて、飲む――。さすらいの52歳・優作が繰り広げる“食”と“お酒”をきっかけにつながる人たちのたそがれストーリーが展開する。

出演にあたり、北村は「このたびは、こんなうれしい機会をいただいてありがたく思っております。『たそがれる』という言葉は日本特有の大好きな言葉の一つです。英語で直訳すると『lost in thought』とやはり一文字では片付けられない。そんなたとえば夕焼けの雲のような主人公・北見優作に、肩の力を抜いて少しでも近づくことができればと思っております」と意気込んでいる。

原作の安倍氏は「『たそがれ優作』は毎回4ページ。短編漫画というより断片漫画です。その断片をつなぎ合わせたり膨らませたりして、面白いシナリオが上がってきました。優作はテレビでよく見かけるが名前は売れてない脇役専門の役者です。北村有起哉さんがどんな優作を演じてくださるのか、とても楽しみです」とコメントしている。

ドラマを手掛ける田中智子プロデューサーは「このたび、安倍夜郎先生の原作『たそがれ優作』をドラマ化させていただけることになり光栄かつうれしい限り! 撮影に向けてスタッフ一同、百戦錬磨の“オジ飯ドラマ”制作チームが腕を鳴らしています」と、テレ東が誇る人気シリーズ「孤独のグルメ」のスタッフが新たに放つ作品への期待感をあおる。

続けて、「漫画で描かれている、たそがれ世代男性のほのぼのしみじみとした世界観をいかに実写で表現するか、おいしい酒と肴(さかな)を味わいながら、中年男の枯れない色気を醸し出せるのかが大きな課題です。そこで鍵となるのが優作役。とぼけた中年男性の悲哀と色気、コミカルでシリアス、たそがれた背中、母性本能をくすぐるちょっと情けないオジサン役といえばこの方! 北村有起哉さん以外に考えられません。時代劇からコメディーまで名脇役という役どころの“優作”は七変化、北村有起哉さんはどのように演じてくれるでしょうか。絶品の肴に加えて毎回登場する優作を惑わす美しいマドンナたちも見ものです。淡い恋心を抱きながらも最後は…。まさに令和の寅さん。実在のお店で出される味を話題にしながらドラマが展開していきます。毎回、ドラマに登場する料理店の情報や職人技もご紹介していきます。疲れた夜にゆったりとくつろいでお楽しみいただけるドラマです」と見どころをアピールしている。

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