「業務の効率化に役立つ」生成AIの試行 全庁に拡大

「業務の効率化に役立つ」生成AIの試行 全庁に拡大

 県は5月から対話型人工知能「チャットGPT」などの「生成AI」を試験導入しています。実際に使っている職員は、「業務の効率化に役立つ」と話しています。

 県庁では、5月29日から「チャットGPT」と「Bing」、それに「Bard」の3つの対話型人工知能、生成AIをデジタル改革推進局で試験的に導入しています。

 個人情報などの機密情報を入力して使うのは、禁止となっていますが、時間がかかる資料の分析や要約のほか、集計プログラム作りなどに活用しているということです。

千葉県デジタル推進課スマート県庁推進班 椎名美季 主事
「最新情報の検索などは『Bing』か『Bard』アイデア出しなどのときは『チャットGPT』」「具体的にはアンケートの作成などに使ったが生成AIの利用に関するアンケートを作る際、どういう項目を入れなければならないか思いつかなかったので生成AIに聞いたら、項目をたくさん出してくれてそこから削除したり残したりしていくと簡単に作れた。すごく業務の効率化に役立つと思う」

 全国的にも神奈川県の横須賀市が全国の自治体で初めて業務に試験導入し利用を始めた4月以降、文書の作成などで業務の効率が上がったとする検証結果を公表しています。

 また、神戸市議会では5月、生成AIを職員が仕事で使う際のルールを定めた改正条例案を可決しています。

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