千葉市議会 車いす議員 初質問「あらゆる人にとって暮らしやすい街に」

千葉市議会 車いす議員 初質問「あらゆる人にとって暮らしやすい街に」

 難病を抱え、車いすを使用している千葉市の市議会議員が6月20日、初めて市議会の一般質問に臨み、「あらゆる人にとって暮らしやすい街になるよう協力していければ」と述べました。

 渡辺惟大議員は、2023年4月の統一地方選挙で、千葉市の市議会議員に初当選しました。

 全身の筋肉が徐々に衰える難病「筋ジストロフィー」を抱え、電動車いすを使って生活しています。

 20日の定例市議会で一般質問に臨んだ渡辺議員は、車いすでも議員活動がしやすいようにと、本会議場の机やマイクの配置などを工夫する配慮があったことに対し、謝意を示しました。

 その上で、介護人材の確保に向けた市の取り組み状況や、重度障がい者に対する通勤支援などで就労機会の拡大や社会参加を促進する事業などについて質問。

 幕張ビーチ花火フェスタに関する質問では、砂浜には車いす用の席を設置しないと答弁した市側に対し、「砂浜にビーチマットを敷けば砂浜で車いすの人もベビーカーの人も花火を見られる」と提案しました。

 そして、最後に次のように述べました。

渡辺惟大 千葉市議
「あらゆる人にとって暮らしやすい街になるよう協力していければ」

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