三浦カズ、新天地は「あとは自分が決めるだけ」 指導者転身「全く考えたことない」

横浜FCの練習に合流した三浦(中央)。中村コーチ(左)とともに汗を流した=横浜市保土ケ谷区のLEOCトレーニングセンター((C)YOKOHAMA FC)

 ポルトガル2部オリベイレンセでのシーズンを終えた元日本代表FW三浦知良(56)が20日、保有元のJ1横浜FCに合流した。複数のクラブからオファーを受けている三浦は練習後にオンライン取材に応じ、「どのクラブも誠意をもって話をしてくれているし、条件面も言ってくれているので、あとは自分が決めるだけ」と話した。

 オリベイレンセからの契約延長オファーのほか、昨季プレーしたJFL鈴鹿ポイントゲッターズとも交渉中で、去就については6月末までに決断する意向を示している。指導者への転身は「全く考えたことがない」と断言した上で、「いつどこに行っても大丈夫なようにコンディションを整えている」と強調した。

 この日はゲーム形式のメニューで中村俊輔コーチと2トップに近い形を組み「得点はなかったけど、中盤で1、2回パス交換できたので満足です」と充実の笑み。横浜FCの試合は常に気に掛けていたとし、「最初の10試合は戦い方が定まっていなかったようだが、5月に入ってから守備からポイントを取る堅いサッカーに変わった。それがJ1ではいいのかな」と語った。

 日本代表についても関心を寄せ、20日のペルー戦も観戦予定。森保監督に向け「次のワールドカップまであっという間。自分の目指すサッカーを選手と一緒につくってほしい」とエールを送った。

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