日本、W杯出場組のゴールラッシュで難敵ペルーを下す|キリンチャレンジカップ

写真:難敵ペルーを相手に4ゴールを奪い大勝した日本代表 ©Getty Images

6月20日、キリンチャレンジカップの日本 vs ペルーの一戦がパナソニック スタジアム 吹田で行われた。日本は6月15日のエルサルバドル戦から先発6人を入れ替え、古橋亨梧や鎌田大地、遠藤航、三笘薫らが先発。一方のペルーは39歳の大ベテラン、パオロ・ゲレーロがイタリア出身ノジャンルカ・ラパドゥーラと2トップを組んだ。

立ち上がりは一進一退の攻防となったが、徐々に日本が押し込み迎えた23分、日本は右サイドで菅原由勢、鎌田大地、伊東純也が起点を作り、遠藤航を経由して逆サイドに展開すると、伊藤洋輝が鋭いミドルシュートを突き刺し先制に成功する。

対するペルーもゲレーロがビルドアップに関わりながらカウンターでアタッキングサードに攻め込む場面を作るが、37分には日本に追加点が生まれる。伊東純也との連携で右サイドを突破した菅原から鎌田が中継し、左サイドで受けた三笘がカットインから右足でシュート。相手DFに当たりながらもそのままネットに吸い込まれた。

直後の41分、ペルーはゲレーロが伊東からボールを奪ってスルーパスを放ち、ラパドゥーラがGK中村航輔の動きを冷静に見ながらループ気味のシュートを決めたが、オフサイドでノーゴールの判定に。VARのチェックも入ったが判定は覆らなかった。

日本の2点リードで迎えた後半、立ち上がりは静かな展開だったが、63分にこぼれ球に反応した鎌田が左サイドへ。三笘がスペースを駆け上がって折り返し、伊東が詰めて追加点を奪う。

さらに75分、相手のバックパスがズレたボールを拾ったのは途中出場の前田大然。シュートは相手GKペドロ・ガジェセの手に当たったものの枠は外れず、リードを4点に広げる。

ペルーも終盤に粘りを見せる。83分に中盤からフィードを入れ、日本のDFがクリアしきれなかったところにクリストフェル・ゴンサレスが詰めてグラウンダーのシュートをたたき込み1点を返した。

それでも最後まで日本がゲームをコントロールし続け、そのままタイムアップ。4-1で日本が快勝し、6月シリーズ2連勝を飾った。

日本の次戦は9月9日、ドイツのヴォルフスブルクで、カタール・ワールドカップで2-1と勝利したドイツとの国際親善試合を行う予定となっている。

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