日本代表のGK中村航輔(ポルティモネンセ)が、ペルー代表戦を振り返った。
日本代表は20日、パナソニックスタジアム吹田で行われたキリンチャレンジカップ2023にてペルー代表と対戦した。
22分に伊藤洋輝の代表初ゴールで先制した日本は、37分に三笘薫が追加点を奪取。折り返しての63分には伊東純也の得点でリードをさらに広げると、75分には途中出場の前田大然もネットを揺らす。
終盤には1点を返されたものの、4-1で勝利を収め、15日のエルサルバドル代表戦(6-0)に続く大量得点で連勝を収めた。
約2年ぶりの代表復帰となり、2019年12月18日の韓国代表戦以来となるサムライブルーのユニフォームに袖を通してフル出場した中村は、1失点こそ喫したものの、持ち味であるシュートストップを含め安定したパフォーマンスを披露した。
試合後のメディア対応では短い言葉ながらもチーム、自信の出来に満足感を示している。
「チームとして勝利で終えることができてよかったです。自信を持ってプレーし、チームとして2連勝できたので、この結果に満足しています」
「やっぱり、シュートストップの部分はゴールキーパーにとって必要な部分ですし、その部分はよかったと思います」
また、中村は試合後のミックスゾーンに久保建英とともに登場。その際、久保が手に持つポータブルスピーカーからは中村がスマートフォンで再生するラテン系の音楽が大音量で響いていた。
両選手は6歳差で過去に所属クラブも重なっていないが、その音楽の志向やともにスペイン、ポルトガルとイベリア半島でプレーをしていることもあり、早くも良い友人関係になっているようだ。
報道陣から意外な関係性に質問が飛ぶと、久保は「仲良くなりました」と今回の代表活動を通じて急接近したことを明かす。一方、中村は、「ちょっとしたスペイン的なつながりですね」、「もともと、仲は良かったです。さらに良くなった感じです」とコメント。
このやり取りの中で久保は「お互いに趣味が音楽で合うんですよ。僕の(ロッカールームなどでの)DJはいつも批判されますが、やっと頼もしい味方が来たなと思っています。これからはみんなに対抗していきます」と、中村との関係に関する補足情報とともに今後のさらなる共闘を誓った。
さらに、今回の代表戦に向けては柏時代のチームメイトである伊東が、現代表チームで中村に友達がいないことを報道陣に暴露。その伊東の発言が両選手に伝えられると、久保は「じゃあ僕が友達1号ですね。代表で。知らないけど」と、先輩にも物おじしない発言で報道陣を笑わせた。