散歩中の自然観察やプランターを使った植物栽培など、自然体験を取り入れた「自然環境保育」を後押ししようと、千葉県は新たな認証制度を設け、こうした保育に取り組む幼稚園などを支援します。
千葉県 熊谷俊人 知事
「県では子どもたちが身近で豊かな自然との関りを通じて、自ら考え、行動し、成長しようとする力を育む環境づくりを応援するため、千葉県自然環境保育認証制度を創設した」
新たな認証制度は、豊かな自然環境を子どもたちの保育に活用しようと設けられたもので、散歩中の自然観察やプランターを使った植物栽培など、自然体験活動を取り入れた県内の幼稚園や保育所などを認証し、支援します。
認証には、自然体験活動が1週間に10時間以上などの「重点型」と、5時間以上などの「普及型」があり、それぞれ、年に20万円と10万円を補助します。
県は7月3日から募集を始め、研修などを行った上で認証書を交付します。
県によりますと、「自然環境保育」の認証制度は、首都圏では初めてということです。
千葉県 熊谷俊人 知事
「首都圏の中でも自然豊かな千葉ならではの保育・教育を大事にしていきたいということがまず一点。これから“保育の質”の確保、向上がますます重要となっていく中で、千葉県ならではの取り組みとして認証制度をつくり、それぞれの園を後押しする考えに至った」