アーセナルに所属するイタリア代表MFジョルジーニョが、2023-24シーズン以降も引き続き現クラブにとどまり、ポジション争いを続ける意向を示したようだ。イギリス『デイリーメール』電子版が伝えている。
ジョルジーニョは今年1月にチェルシーからアーセナルに電撃移籍し、以降公式戦16試合に出場。特にシーズン終盤は同じポジションのガーナ代表MFトーマス・パーティを差し置いて先発出場する機会も多く、貴重な戦力として存在感を示した。
そんなジョルジーニョに対してはラツィオが強い関心を示しており、ナポリやミランも彼の動向を注視しているとされるなど、セリエAの上位クラブへの移籍の噂が浮上していた。
また、アーセナルの中盤ではスイス代表MFグラニト・ジャカのレヴァークーゼン移籍が濃厚とされており、トーマスにもサウジアラビア行きの噂がある。
一方で、クラブはウェストハムに所属するイングランド代表MFデクラン・ライスの獲得に乗り出している。これまでに送った2回のオファーはウェストハム側に拒否されたものの、1億ポンド(約181億1430万円)の移籍金を準備して3度目のオファーを送る予定となっている。
また、ミケル・アルテタ監督はサウサンプトンに所属する19歳のベルギー代表MFロメオ・ラヴィアにも関心を示しているとされており、中盤の大刷新が予想されている。
ライスの獲得に成功した場合、ジョルジーニョがファーストチョイスになる可能性は低いと思われるが、一方でチームはチャンピオンズリーグにも出場するため、それなりの出場時間を確保できる可能性もある。
こうした状況ではあるが、ジョルジーニョはこの夏に新天地を求めるのではなく、アーセナルでポジション争いを演じる覚悟をしているという。
経験豊富でチームへの影響力も強いベテランの“残留宣言”は、アーセナルとしては心強い限りだろう。