バス事故想定 札幌の消防署が救急救命訓練 緊迫感のある訓練に真剣に取り組む 救急救命学ぶ専門学校生も参加

大型バスと乗用車による事故が起き、多数の負傷者が発生したことを想定した救急救命訓練が、きょう、札幌で行われました。札幌の石山通で観光バスと乗用車2台による交通事故が発生し、32人の負傷者がいるという想定で行われました。札幌市中央消防署の署員43人のほか、専門学校で救急救命を学ぶ学生65人も負傷者役などとして参加。緊迫感が漂う訓練に真剣な眼差しで臨んでいました。出動から病院への搬送までの流れの中で、署員は負傷者のけがの程度を判断し治療の優先順位に応じた処置などを迅速に行っていました。

前川消防司令長「重傷者は1秒を争う症状なので、いち早く多くの傷病者の中から重症度の高い人を見極めて救急搬送する・お医者さんにつなげるというのが大事。(コロナ禍でなかなかできていなかったが)実際の人で、声掛けややり取りをするのは非常に良い経験になったと思う」

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