【新型コロナ】神奈川の感染者、5週連続増 定点当たり5.91人

 新型コロナウイルス感染症を巡り、県は22日、県内約380カ所の定点医療機関で報告された感染者数を公表した。12~18日までの1週間で、1医療機関当たりの平均患者数は5.91人となり、前週に比べて0.88人増加した。5月8日の5類移行後、前週比で増加するのは5週連続。

 報告された患者数は県内全体で2146人だった。医療機関当たりの報告数は、横浜市で5.88人、川崎市で7.07人、相模原市で4.55人、政令市を除く県域全体で5.80人。県衛生研究所の担当者は「10代前半や20代、40代、50代の感染者が多かった」と話している。

 一方、21日時点の入院者数は545人(前週比5人増)で、このうち重症者は15人(同1人増)。確保病床の使用率は13.19%で、このうち重症用病床は5.96%だった。

 5類移行に伴い、感染者数の全数把握は廃止され、定点医療機関から報告される感染者数を県がまとめて週1回、公表することになった。

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