G7関係閣僚会合へ 税関が水際対策を強化「テロや密輸防止」 横浜税関・宇都宮出張所

 24日から日光市で開かれるG7関係閣僚会合を前に、テロにつながる爆発物が海外から持ち込まれるのを防ごうと、水際での対策を強化する税関は22日、宇都宮市で検査状況を報道関係者に公開しました。

 港や空港を持たない栃木県ですが宇都宮市に「横浜税関・宇都宮出張所」があります。

 22日は外国貨物を扱う宇都宮市の物流会社で最新の検査機器を使った税関検査の様子が公開されました。

 税関では24日から日光市で開かれる「G7男女共同参画・女性活躍担当大臣会合」を前に海外からテロにつながる爆発物の持ち込みを防ごうと水際対策を強化しています。検査では荷物の表面に付いた微粒子を集めて爆発物かどうかを調べたり、X線装置を積んだ車も用意され荷物の中身を確認していました。

 また、爆発物を臭いで探し当てる探知犬による検査の様子も公開されました。ジャーマン・シェパードの爆発物探知犬は火薬類の臭いがする箱を見つけると、その前に座って職員に知らせていました。

 24日からのG7関係閣僚会合を前に、これまでに輸入されたものの中から不審物は見つかっていないということですが、あやしい荷物などを確認した場合は税関まで連絡するよう呼びかけています。

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