クーパーの逆転弾でマーリンズ3連敗回避 パイレーツは泥沼の10連敗

【パイレーツ4-6マーリンズ】@ローンデポ・パーク

マーリンズは3点を追う8回裏にブライアン・デラクルーズのタイムリーで1点差に迫ると、ギャレット・クーパーの9号3ランで逆転に成功。そのまま逃げ切って6対4でパイレーツを下し、4連戦初戦を制して連敗を2で止めた。マーリンズ3番手のワスカル・ブラゾバンが2勝目(1敗)をマークし、4番手のA.J.パクが10セーブ目を記録。パイレーツ3番手のカルメン・マジンスキーが1敗目(0勝)を喫している。

ともに連敗脱出を狙う両チームは、中盤までマーリンズ先発ブラクストン・ギャレット、パイレーツ先発ミッチ・ケラーの両投手が好投を披露。ケラーがマーリンズ打線を犠牲フライによる1点のみに抑えると、ギャレットもカルロス・サンタナのタイムリー二塁打とエラーによる失点のみで13奪三振とパイレーツ打線を圧倒。結局両投手とも7回自責1の好投でマウンドを降り、2対1とパイレーツのリードで試合は8回に突入した。

するとこの8回に大きく展開が動く。逃げ切りを図るパイレーツは期待の有望株ヘンリー・デービスがメジャー初ホームランを放つと、キブライアン・ヘイズも5号ソロを放って4対1とリードを広げる。これで決まったかと思われた試合だったが、本拠地のマーリンズが意地を見せた。2本のヒットと四球で満塁のチャンスを作り、デラクルーズのタイムリーで2点を返すと、一死2・3塁からクーパーが右中間へ起死回生の逆転3ラン。パイレーツはまさかの逆転負けで10連敗と悪い流れを抜け出すことができず、借金は6まで膨らんでしまった。

なお、4割打者誕生への挑戦が続いているマーリンズのルイス・アライズは、センターフライ、セカンドゴロ、レフト前ヒット、四球で3打数1安打、打率は.397となった。2出塁をマークしながら打率は微減と4割を打つハードルの高さがうかがえるが、アライズはどこまで高打率をキープしこの壁に挑み続けることができるのか、引き続き注目が集まりそうだ。

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