栃木と福島とにまたがり、山頂に湿原が広がる「田代山」で、さまざまな高山植物が見頃を迎えています。
今月（6月）１１日に山開きをした田代山は「雲上の楽園」とも呼ばれ、山頂に広がる湿原では、約４００種類にもおよぶ高山植物を楽しむことができます。
福島県の猿倉登山口から１時間半程度で標高１千９００メートルの高層湿原、田代山湿原に到着します。
花の百名山である田代山湿原には、白い花を咲かせるチングルマや青いタテヤマリンドウ、特徴のある形のイワカガミなど数々の高山植物が咲き誇ります。
ようやくワタスゲが綿毛をつけはじめ、田代山はこれから高山植物のピークを迎え、かわいらしいさまざまな花が夏の湿原を彩ります。
この湿原から１時間ほど進むと標高２千６０メートル日本二百名山の帝釈山山頂に到着です。
山頂からは会津駒ケ岳など名だたる日本百名山を望むことができ、目の前には圧巻の大パノラマが広がります。
