G7会合を前に 地元・日光市民の声は

 24日と25日の2日間、日光市で栃木県内では初となる政府主催の国際会議、G7の男女共同参画・女性活躍大臣会合が開かれます。

 開幕を目前に控え日光市では各国の首脳を迎える準備が進められています。

 男女共同参画・女性活躍担当大臣会合は4回目の開催、日本では初めてで「コロナ禍での経験を生かす」と「女性の経済的自立」の2つをテーマに議論が交わされます。

 地元の人たちはG7各国の首脳が訪れるこの機会に奥日光をPRしたい考えです。

 中禅寺湖畔の土産物店、紫明堂の岡本智恵子さんは地元で国際的な会合が開かれることで、世界各地からの観光客の増加を期待しています。

 中禅寺湖漁業協同組合の福田政行組合長も、この会合が観光の起爆剤になることを期待している一人です。

 一方で漁協では、23日から26日までの漁場の閉鎖を決めています。

 釣り具などの持ち物が不審物とみなされる可能性があるためトラブルを防ぐための措置です。

 そのほか県警察本部は警備の強化にともない日光二社一寺やいろは坂、中禅寺湖の周辺の道路で渋滞が発生しやすくなるため注意を呼びかけています。

 G7会合開幕直前となる23日は日光市内のG7会合関係各所で警察による警戒活動が行われました。東武日光駅では、すでにコインロッカーを閉鎖していますが施錠されているか不審な箇所はないかなど警察官がひとつひとつ丁寧にチェックしていました。

 23日は不審なものは見つかりませんでしたが、県警ではG7会合開幕の24日以降も最後まで警戒を続けます。

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