ボーンマス、夏の補強第1号はクライファート

写真:ボーンマスへの加入が正式発表されたクライファート ©Getty Images

ボーンマスが今夏の補強第1号として、ローマが保有権を持っていたオランダ代表FWジャスティン・クライファートの獲得をクラブ公式サイトで発表した。移籍金の額は明らかにしておらず、契約期間は「長期間」となっている。

クラブは2022-23シーズンまでラージョ・バジェカーノを率いていたアンドニ・イラオラ氏を新監督に迎え入れており、彼のもとで攻撃陣の強化を図る中でクライファートをターゲットにしていた。

クライファートはオランダのアムステルダム出身で、アヤックスの下部組織からトップチームに昇格し、2018年6月にローマへと移籍。その後はライプツィヒ、ニースへとレンタル移籍を繰り返し、2022-23シーズンは同じくレンタル移籍の形でバレンシアに所属。公式戦通算29試合8ゴールの成績を残していた。

ニール・ブレイクCEOは「ジャスティンはエキサイティングで多彩な能力を持つ攻撃的な選手で、常にゴールを狙っている。スピードがあり、ハイレベルな技術レベルを誇る。まだ24歳だが豊富な経験を持ち、これまでに5つの国でハイレベルなサッカーを経験してきた。彼と一緒に働くことを楽しみにしているし、我々のスカッドに大きな力をもたらしてくれるだろう。サポーターの方々も彼のプレーを楽しんでくれるはずだ」と歓迎のコメントを発した。

クライファートはクラブ公式ページのインタビューで「このクラブと契約できてとてもうれしい。僕はゴールスコアラーのマインドを持ったプレーヤーだけど、守備の面においてもチームに貢献したいと思っている。クラブにとって重要な存在になりたいという野心を持ってここに来た。ベストを尽くしたいと思っている」と語り、最後にファンに対してこう呼びかけた

「僕たちは100パーセントの力を尽くすので、100パーセントの力でサポートしてほしい。素晴らしいシーズンが始まるのを待ちきれない。僕は戦う準備ができている。全力を尽くしてプレーするよ」

クライファートの父親はアヤックスやバルセロナなどでプレーしたパトリック・クライファート氏。父親は2004-05シーズンにニューカッスルでプレーし、公式戦通算37試合13ゴールという成績を残したが、息子は父親のプレミアリーグでの実績を超えることができるだろうか。

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