エンバペに追随したいハキミ、関心を示すのはマンチェスター・C

写真:ハキミ自身はR・マドリードへの移籍を熱望も…… ©Getty Images

パリ・サンジェルマンに所属するモロッコ代表DFアクラフ・ハキミに、マンチェスター・シティが関心を示しているという。イギリス『デイリーメール』電子版が伝えている。

マンチェスター・シティでは現在、イングランド代表DFカイル・ウォーカーのバイエルン移籍が目前に迫っており、クラブとしては彼の後任を確保する必要性に迫られている。縦への推進力を備える24歳のハキミはウォーカーが抜けた穴を埋めて余りある存在と見られており、彼のために巨額の移籍金を捻出する準備ができているそうだ。

『デイリーメール』電子版によると、一方でハキミは「PSGで居心地の悪さを感じている」そうで、同クラブから離れることを検討しているという。

これまでハキミの“ストッパー”になっていたのは、フランス代表FWキリアン・エンバペの存在だった。ハキミとエンバペは同い年ということもあってプライベートでも仲が良く、ハキミがPSGに移籍した当初はエンバペが公私にわたって順応へのサポートをしただけでなく、ピッチ上でも好連携を見せていた。

しかし、そのエンバペが2024年6月までとなっている契約を満了した後は付帯されている1年間のオプションを行使せずに退団する意向であることをPSGに伝えたことで、クラブとの関係は一気に悪化。今夏の移籍が噂されるようになった。

エンバペの移籍が実現した場合は、ハキミも一気に退団へと傾くと見られている。エンバペはレアル・マドリードに移籍する可能性が高いとされているが、『デイリーメール』電子版によると、ハキミもエンバペとともにレアル・マドリードに移籍することを熱望しているそうだ。

ハキミはモロッコ国籍だがマドリードの出身で、レアル・マドリードの下部組織で育っているため、同クラブは“古巣”である。トップチームでは目立った成績を残せずに退団を余儀なくされたが、今回、セットでの移籍が実現した場合、今度はハキミがエンバペの順応をサポートすることになるだろう。

ただ、ハキミへの関心を示しているのはあくまでマンチェスター・シティ。親友同士の2人はここで袂を分かつことになるのか。

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