荒川区の東京都交通局荒川電車営業所で25日(日)、「2023路面電車の日」記念イベントが開催されました。
「ろ(6)テン(10)」のごろ合わせで制定された「路面電車の日」にちなんだもの。イベントそのものは昨年も規模を縮小して開催されていましたが、車庫見学を実施するのは2019年以来、4年ぶりです。
イベントは抽選制とし、時間帯で区切って参加者を入れ替えながら実施。合計240名の募集に対して約38倍にのぼる9,099名から応募がありました。東京都交通局の担当者も取材に対して「想像以上の応募があった」と述べています。
人気の理由は、やはり2017(平成29)年に引退した7001号車でしょうか。すでに車籍はなく、本線上では動かせないこの車両が6年ぶりに限定公開されたのです。
さらに今回は現場の発案で8501号車、9001号車、8901号車の現役3両も加えたトップナンバーを4本並べるという素敵なサプライズを演出。電車の前で写真を撮る家族連れの姿で賑わいました。
イベントでは普段入ることのできない車両の整備現場見学や、マスコットキャラクター「とあらん」との記念撮影会、グッズ販売も行われました。
