【盛岡・ウイナーC】ケンジャが鮮やかな差し切り…山本政「頑張れという気持ちで追い続けた」

25日、盛岡競馬場で行われた11R・ウイナーカップ(M3・3歳・ダ1400m)は、山本政聡騎乗の4番人気、ケンジャ(牡3・岩手・伊藤和)が快勝した。2.1/2馬身差の2着にセイレジーナ(牝3・岩手・板垣吉則)、3着に1番人気のユウユウレラシオン(牝3・岩手・飯田弘道)が入った。勝ちタイムは1:26.9(稍重)。

2番人気で高松亮騎乗、タイセイヴィゴーレ(牡3・岩手・佐藤雅彦)は、9着敗退。

1着 ケンジャ
山本政聡騎手
「今回がテン乗りでしたから、騎乗者から馬の癖などを聞いてレースに臨みました。先に行きたい馬が多かったので、勝負どころで巻き込まれたくないなと思い、前半は呼吸とリズムを大事にしました。結果的に最後方からの競馬になりましたが、気負う必要はない。この馬の力を最大限に引き出したいと心がけたら、いい感じで動いてくれました。それほど人気を背負っていなかったことも良かったと思います(笑)。正直、手ごたえはあまり良くなかったんですが、追っているうちは反応してくれたので“頑張れ、頑張れ”という気持ちで追い続けました。直線で先頭に立つとトボけるところもあって、まだ幼い面が残っていますが、その分、これからさらに伸びてくれると思います」

伊藤和師「左回りだと動きも反応も一変」

ウイナーカップ 口取り (C)岩手県競馬組合

伊藤和調教師
「水沢でもそれなりに結果を出していましたが、右回りだとグラつくところがありました。それが左回りになると動きも反応も一変。前々回も勝ちましたが、盛岡の方が合うタイプだと思います。ハヤテスプリントの優先権を獲得したみたいですが、重賞を勝ったばかり。今後については馬の状態を見ながら、オーナーと相談して決めたいと思っています」

ケンジャ 16戦2勝
(牡3・岩手・伊藤和)
父:ヴィットリオドーロ
母:ベラトリックス
母父:スマートボーイ
馬主:山中元夫
生産者:グランド牧場

【全着順】
1着 ケンジャ
2着 セイレジーナ
3着 ユウユウレラシオン
4着 ビリーヴィン
5着 リスレツィオ
6着 ヌンヌンシー
7着 ドロットニング
8着 オンネマトカ
9着 タイセイヴィゴーレ
10着 エルメルクリオ

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