ポステコグルー監督、来年1月に主力2人が不在の危機に

写真:アジアカップ、ANCで来季途中の離脱が見込まれるソン・フンミンとビスマ ©Getty Images

トッテナムの新監督に就任したアンジェ・ポステコグルー監督は、来年1月から2月にかけて主力の不在に悩まされる可能性が高いという。イギリスのウェブメディア『フットボール・ロンドン』が伝えている。

来年1月にはカタールでAFCアジアカップ2023が開催される。同大会は本来、今年6月から7月にかけて中国で開催される予定だった。しかし新型コロナウイルス感染拡大の影響によって中国での開催が困難となり、開催国がカタールへと変更になったうえ、開催時期も2024年1月12日から2月10日までへと後ろ倒しされた。

トッテナムからは韓国代表FWソン・フンミンがこの大会に参加する可能性が高い。アタッキングサードで存在感を示せるこのアタッカーの不在はトッテナムにとって大きな打撃となることは間違いない。

また、アフリカネイションズカップ2023もほぼ同時期に開催される。こちらはコートジボワールが開催地で、本来は今年6月から7月にかけて行われる予定だったが、ちょうど雨期と重なるため、開催時期を半年間、後ろ倒しすることになった。

こちらは2024年1月13日から2月11日までの開催となっており、アジアカップとほぼ同時期の開催。現在のスカッドからはマリ代表MFイヴ・ビスマとセネガル代表MFパプ・マタル・サールに同大会出場の可能性がある。

パプ・サールについては成長を期して他のクラブに期限付き移籍する可能性があるものの、ビスマについては2022-23シーズン、ケガでの長期離脱などもありながら終盤戦で存在感を示しており、新シーズンはボランチとしての活躍が期待されている。それだけに、アフリカネイションズカップ出場のためにチームを離れるとなると、ポステコグルー監督にとっては痛手だ。

韓国代表、マリ代表が最後まで勝ち残るようだと離脱は1カ月間にもおよび、7試合程度、欠場することになる。彼らの穴を埋められる選手がいれば大きな問題にはならないが、代役を立てられないようだとポステコグルー監督は難しいかじ取りを迫られることになる。

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