PSGがリュカ・エルナンデス獲得に接近、移籍金は60億円前後でクラブ間の合意を残すのみ…ただ、一部ファンは激しく反対

[写真:Getty Images]

パリ・サンジェルマン(PSG)が、バイエルンのフランス代表DFリュカ・エルナンデス(27)の獲得に接近しているという。フランス『レキップ』が伝えた。

アトレティコ・マドリーの下部組織で育ち、2019年7月にバイエルンへと完全移籍したリュカ。これまで公式戦107試合に出場し2ゴール8アシストを記録してきた。

しかし、今シーズンはケガの影響もあり離脱すると、カタール・ワールドカップ(W杯)の前に復帰。フランス代表として大会に臨んだが、大会中に再び負傷。結果、その後のシーズンも棒に振り、公式戦11試合で1ゴール1アシストという結果に終わった。

バイエルンとは2024年夏までの契約を残すリュカだが、チームを去りたいという意思を示している。そこで目をつけたのがPSG。これまでも関心を示してきたが、交渉は順調に進んでいるようだ。

『レキップ』によれば、すでにPSGとリュカはサラリーなど個人条件で合意。あとはクラブ間の合意を得るだけという状況となっており、順調に進めば移籍は確実とみられている。

移籍金は3500〜4000万ユーロ(約54億8000〜62億6500万円)になるとみられ、バイエルンはアトレティコから獲得した際の半額程度での売却になる見込み。ただ、残りの契約が1年ということ、今シーズンは右ヒザ前十字じん帯の断裂など復帰が来シーズンになることもあり、移籍金を受け入れるようだ。

左サイドバックやセンターバックでプレーできるリュカ。新監督になるとされているルイス・エンリケ氏のシステムである[4-3-3]でも、サイドバックやセンターバックでプレーが可能となるためマッチする。

一方でPSGファンからは反対の声も。リュカは最大のライバルであるマルセイユ出身で、父のジャン=フランソワ・エルナンデス氏はマルセイユの元選手。リュカはマルセイユファンであることを公言していたこともあり、その選手を連れてくるなという声も一部で挙がっている。

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