刃物を持った不審者への対応も 駅員と警察が不審者対応訓練 柏市

刃物を持った不審者への対応も 駅員と警察が不審者対応訓練 柏市

 近年、電車内で刃物を使用した事件が相次いでいることなどを受け、千葉県柏市では6月27日、駅員と警察が不審者への対応訓練を行いました。

 柏市のJR東日本柏営業統括センターで行われた訓練には、JR柏駅の駅員や警察官など約30人が参加しました。

 訓練では駅員が2人1組になって警察官から護身術の指導を受け、不審者に腕を掴まれた際の対処の仕方などを確認しました。

 また、刃物を持った不審者への対応として、長さ約2メートルのさすまたを使い、常に距離を保ちながら下から突き上げるように押すと効果があることなどを学んでいました。

 この取り組みは近年、電車内などで刃物を使用した事件が相次いでいることや、4年ぶりに開催される柏まつりなどを控え、多くの駅利用者が見込まれることから実施されたもので、参加者たちは自分や、利用客の命を守るため、真剣に取り組んでいました。

JR東日本柏営業統括センター 守屋貴史 さん
「数多くのお客様が駅に来るので、実際に起きたときに、お客様の安全を守ると同時に自分の命を守ることを学んだ。今回得た学びを駅・社員全員に共有し、日々お客様を守ることに努めていきたい」

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